日誌

カテゴリ:報告事項

[サッカー部]U-16vs熊谷工業

本日、熊谷工業高校とU-16の試合が行われました。

昨年は熊谷工業に1点差で負けましたので、「今年も1点差なら上出来」と言って送り出しました。

開始10分以内に2点取られ、このまま大量失点してしまうのかと思いましたが、だんだん相手のペースに慣れ、自分たちの持ち味のパスサッカーを披露し、前半のうちに1点取り、1-2で折り返しました。

後半も、いい形が何回かありましたが、結局1-2のまま試合終了。

U-16の試合は約1ヶ月ぶりでしたが、彼らの夏休み中の成長を感じずにはいられない試合でした。

ベンチで見ていた1人が「今日は試合が短く感じる」と言っていたことからもわかるように、とても見ていて面白い試合でした。

昨日の練習で教えたヘディングを早速試合で使って、遠くまでクリアしていたディフェンダーがいましたが、彼らの素直さと吸収力には驚かされます。

これからU-16で対戦する高校は強いチームばかりですが、初白星を予感させる今日の内容のある試合でした。

選手権終了[サッカー部]

昨日行われました高校サッカー選手権一次予選にて、蓮田松韻高校に敗れたため、3年生全員が揃っての練習は、本日が最後となりました。

まだU-18北部支部リーグの試合が残っていますので、何人かは残って続けてくれるとは思いますが、全員揃うのは今日が最後だと思うと、アップしている姿を見ているだけで淋しい気持ちになりました。

3年生一人ひとりが後輩に向けてメッセージを伝えたのですが、ゲームキャプテンの男は「眠れぬ夜とはこういうことか」と思って一夜過ごしたそうです。

監督の山田が「去年、今の3年生が活躍して選手権二次予選まで残ったおかげで、本高サッカー部にとって二次予選に進出することが当たり前のことになった。それは3年生の発言からもよくわかる」といった話をしました。

下級生は3年生が残してくれたものをさらに進化させ、来年度は全ての大会において今年度より上位に勝ち進み、結果で恩返しをしてくれるでしょう。

そして、それが伝統を築くことになるのだと思います。

選手権は終わりましたが、彼らのサッカー人生は始まったばかりです。上のカテゴリーでサッカーを続けてくれることこそが、指導者にとって最高の喜びです。

どうやらゲームキャプテンの男は大学でもサッカーを続けたいという気持ちになっているようです。

浦和市立高校や浦和南高校のサッカー強豪校の教え子と比べても引けを取らない彼なら、関東大学リーグでも十分通用すると思いますので、「無名の高校出身の〇〇が大学リーグで大活躍!」という記事が載る日を楽しみにしています。

部活動体験終了!

本日、暑い中、部活動体験に集まってくれた中学生の皆さん、ありがとうございました。

「膝抜き」、「外旋」、「アウトエッジ」、「反力」等、どれもすぐにできるようになるものではありませんが、今日やったことを意識してくれれば、ネイマールやアザールの動きに少しでも近づけると思いますので頑張って下さい。

皆さんと4月にまた再会できることを願っています。

また、遠く千葉から「2軸動作のトレーニング」を体験したくて来てくれた中学生がいました。

彼のその上手くなることに対しての貪欲さに接し、同じ場にいた中学生の皆さんは、大いに刺激を受けたと思います。

彼には是非、Jリーガーになってもらいたいです。

北部3部初勝利!

昨日行われました北部支部3部リーグ第5節vs北本高校で、本庄高校Bは2-1で逆転勝利を収めました。

初戦、第2戦と大敗し、彼らは自信を失いかけていましたので、第3戦の小川高校戦の前に、守備の戦術について確認してから試合に臨み、2-2で初勝点を得ることができました。翌節の早大本庄Bとの試合では1-3で負けはしたものの、アイデアのあるパス交換からの攻撃が見られるようになり、勝利の予感がしていました。

今回の勝利で、本庄高校Bの彼らは、正しく地道にやるべきことをやっていれば、結果は後から必ずついてくるという達成感を得られたと思います。そのことが、サッカーだけでなく、今後の彼らの学校生活すべてに影響を与えてくれるでしょう。

同じ日に行われましたトップチームのトレーニングマッチvs所沢北高校は、選手権2次予選で0-4で敗退した強豪校ですが、攻め急がず、GKも加わってリズムよくパスを回し、アイデアのあるサッカーをして、4-0で勝利することができました。

彼らもまた、達成感を得ることができたのではないでしょうか?

試合後に所沢北高校の生徒が、使用したベンチの椅子の汚れを丁寧に拭き取っている姿を見て「このチームは必ず強くなる」と思いました。

細かいことに気が回るということは、それだけ試合中に周りを見て自ら考える能力があるということですから。

勝った負けただけでなく、試合で学ぶことは様々あります。所沢北高校サッカー部員はそのことに気づかせてくれました。

インターハイ予選vs秩父高校

本日行われましたインターハイ予選vs秩父高校は、2-0で勝利しました。

U-18リーグ戦と違い、インターハイ予選はトーナメントなので、緊張していたのか、慎重になっていたのか、いつものアイデア溢れるサッカーは影を潜めていた前半でしたが、ロスタイムにコーナーキックのこぼれ球をチームキャプテンが気持ちで決め、先制しました。

後半は、持ち味を発揮し、テンポよくパスをつなぐことができ、エースストライカーが2点目を決め、勝利を手繰り寄せました。

次戦は農大三高と対戦予定です。

5月3日@熊谷西高校、14:00キックオフです。

静岡遠征感想

男子サッカー部員が書いた静岡遠征の感想がなかなか興味深かったのでご紹介します。

・夕食後の一発芸の時間に、ふだん大人しくてほとんど関わらなかった1年生が面白い芸を披露したので「お前の一発芸良かったよ」と声を掛けた時に「監督の狙いはこれか!」と思いました。翌日の試合前のアップでは、いつもよりコミュニケーションが取れていると感じました(2年生)。

・最初は一発芸をやりたくないなと思ったけどやってよかったです。先輩たちに声をかけてもらって、遠征前よりずっと先輩たちと仲良くなりました。こういう機会を作ってくださった先生に感謝します(1年生)。

・試合から戻って、旅館のロビーで2年生が勉強しているのを見て刺激を受けました。サッカーだけでなく、もっと勉強も頑張って文武両道を目指したいと思います(1年生)。

彼らの感想を読んで、2つのことを思い出しました。

1つは、MIT教授のダニエル・キム氏が提唱する成功循環モデル。

組織がうまくいっているときは、①関係の質が向上する→②思考の質が向上する→③行動の質が向上する→④結果の質が向上する→⑤関係の質が向上するという好循環で回ると彼は言っています。

また、以前、スポーツ研究仲間に言われた「我々スポーツ指導者は『そうさせる』のではなく『そうなるように仕向ける』のが大事」という言葉です。

最近、「部活動は生徒の居場所になればそれでいい」といったコメントをされている有識者の方がいますが、本当にそうでしょうか?

今回の遠征合宿を通して、部員たちは様々なことを学びました。

この3泊4日の彼らの成長を見て、我々指導者は「部活動で人は育つ」ということを発信し続けなければならないと改めて感じました

サッカー部員の行動が、そのことを証明してくれることを願わずにはいられません。

静岡遠征合宿

3月26日~29日までの4日間、静岡県富士市周辺で行われたフェスティバルに参加してきました。

たかが3泊4日で高校生は劇的に変わるということを、今回もまた彼らが教えてくれました。

初日に監督が「夕食の後に一発芸を一年にやらせて学年の壁をなくして仲良くなれ」という指令を出しましたところ、2日目のアップ前に選手全員でハイタッチを交わし、いつもは同学年だけでやっている4vs2のトレーニングを、学年をミックスして行っていました。これだけでも、寝食をともにした意味があったと思いました。

試合の内容は、日に日に良くなり、最終日に一番の強豪校の富士市立高校(埼玉だとS2以上のレベルのテクニックがあると思われます)に、前半あっさり2点先制されるも、後半2-2の同点に追いつき引き分けました。

冬休みのフェスティバルでは、丁寧にパスをつなごうとしてはミスを繰り返し、カウンターから大量失点し落ち込む彼らに「目標は目の前の試合に勝つことではなく、数ヶ月後にみんなのスキルが向上し、強くなることだ。この試合に勝つために、判断のないサッカーをしても本当の成長はない」と励まし続けていましたが、あれから3ヶ月、彼らは予想を上回る成長を見せています。

富士市立高校との試合後に2年生が「疲れた~」や「やり切った!」と言いながら達成感に満ち溢れた笑顔でいるのを見て「これぞスポーツをやる意義だ」と感じました。

我々教師は目先の小さい結果のために「教えすぎ」たり、手っ取り早く「解法」を与えたりしがちですし、それを生徒も親御さんも求めているところがあります。

今回のサッカー部員の生き生きと成長したプレーを見て、「我慢」の大切さを改めて感じました。

負けても負けても励まし続け、彼らのベーシックスキルを向上させてきたからこそ、今回の結果につながったのだと思います。

冬休みのフェスティバルで目先の勝利を目指すサッカーをやらなくて良かったとつくづく思います。

勉強もサッカーと同じで、遠くを見てやるものだと、今回の静岡遠征合宿を通して彼らが感じてくれたらこの上ない喜びです。

詳しい試合内容や結果やトレーニング方法などの詳しい情報をご覧になりたい方は、サッカー部専用HPに「本庄高校サッカー部」で検索してアクセスしてください。

お待ちしております。

久々の勝利!

2月4日に行われた松山高校との試合で、2018年初勝利を収めました。

前半、クロスをダイビングヘッドで合わせ先制し、後半クリアミスを拾われ同点に追いつかれ、その後、左からのクロスに対するこぼれ球を決め、2-1とリードし、さらに、コーナーキックのこぼれ球を押し込んで3-1で勝利しました。

冬休み中、大量失点で負けることもありましたが、失敗を恐れずにパスをつなぐサッカーをやるよう励まし続け、やっと1月半ぶりに勝利することができました。

部員らの笑顔が、この1月半やってきたことが間違っていなかったことを証明しています。

見ていて楽しい、プレーしている選手は、もっと楽しい。そんなサッカーで勝つことを目指してきた我々にとって、この試合の勝利はとても大きいものでした。

パスをつないでボールポゼッションはできても、フリーキックやコーナーキックでヘディングの競り合いで負けて失点することが多かったので、ここ1ヶ月はヘッドを強くするトレーニングを積んできましたが、その成果も出て、生徒たちは、練習は嘘をつかないことを実感したと思います。

足も速く感じ、球際で相手の選手が転ぶシーンが多く、アップで行っている2軸トレーニングの成果も出た気がします。

監督の山田が「もっとスキルアップすれば、さらにいいサッカーができるようになるから、この調子で頑張ろう」と話していましたが、まだまだ伸び代のある彼らの今後の成長が楽しみです。

本日のトレーニングマッチ

本日行われましたトレーニングマッチvs坂戸西高校は3-1で勝利しました。

1点目はゴール前でアイデアのあるパス交換で、相手DFラインを崩しての得点で、2点目は2年生のサイドバックがペナルティーエリアの外から、ブラジル代表のマルセロのようなミドルシュートを叩きこみました。

3点目は、1年生のFWが、W杯予選オーストラリア戦で日本代表の井出口選手が決めたシュートと同じような距離・角度からカーブをかけて見事なシュートを決めました。

新チームになってから、「マークの三原則」や「つるべの動き」などの守備の基本が分かっていないための失点が多かったですが、今日の試合では、そのあたりが修正できていました。

攻撃に関しては、まだまだ技術不足は否めませんが、失敗を恐れず積極的にアイデアのあるプレーをしようとしている姿勢に、彼らの今後の伸び代を感じずにはいられない試合でした。

観ていて楽しい、やっている選手も楽しい、そんなシーンが垣間見えるサッカーでした。

選手権2次予選結果



14日(土)に行われました高校サッカー選手権2次予選vs所沢北高校は前半0-3、後半0-1、合計0-4で敗退しました。

20数年ぶりで初出場同然の本庄高校にとって、選手権2次予選の本気モードは、今まで経験したことのない緊張感だったかもしれません。

以前、武南高校の監督の大山先生に「公式戦と練習試合は別だ。選手は公式戦で育つ」と言われたことがありますが、公式戦、しかも選手権の試合は特別だと改めて感じました。

選手たちは、所沢北の大応援団にまるでアウェーのような空気感を作られ、ふだんだったらできるプレーができなくなってしまったかもしれません。

後半途中から本庄高校らしいテンポのいいパスワークが出てきましたが、前半はほとんど相手ペースで試合が進んでしまいました。

3年生は、この大会も含め、本庄高校サッカー部で経験したことを今後の人生に活かしてくれたら幸いです。

また、1,2年生は、今回2次予選の雰囲気を味わうことができたのが大きな財産になったはずです。来年もこのステージに必ず戻ってきて、先輩たちから受けた襷を下の世代につなげてほしいと思います。そして、本庄高校サッカー部の新たな伝統を築き上げて行きましょう。