日誌

女子サッカー日誌

ここが勝負どころ

桜ジャパンが快進撃を続けている。チームのスローガンは"One Team"だ。見事に、スコットランドに28対21で辛勝した。これまで1勝10敗の戦績だった。終盤のスコットランドの反撃を"One Team"の防御で食い止めた。これで、念願のベスト8を決めた。日本のラグビーの歴史を変えた。決勝トーナメントにて、ニュージーランドに敗退し、B組2位となった南アフリカと、A組1位として対戦する。前回大会の対戦の再来だ。これからは、桜ジャパンの歴史を創る番だ。観戦を楽しみしている。

感動したところを列挙すると、連続する助け合いのプレーからの数々のトライ、プレーごとに円陣を組んでの意思疎通を図る見事さ、怪我人が出た時のサブのメンバーとの交代の素早さ、更にそれでもチーム力が全く落ちない所等だ。普段から緻密にやっていないと絶対に無理だ。苦しい時間帯は、必ずある。そこを我慢し、凌げるかが勝負どころだ。本庄高校女子サッカー部も見習って、新人戦を戦い、上位を狙いたい。

 

 

 

「サッカートレーニング革命」の本の中に

「サッカートレーニング革命」の本の137ページより144ページまで、今年の3月まで本庄高校サッカー部のコーチをしていた福島智紀氏の特集が記載されていた。改めて、女子サッカー部がお世話になったことを思い出した。今現在も、アップで二軸メニューを実施している。福島氏の偉大さや手探りでの練習の様子が再確認できた。立ち足の股関節を外旋させ、膝を抜きやすくさせることで、結果的に蹴り足に体重を乗せながら軸を入れ替えていく動きを引き出そうとした。ポストプレーで敵を抑えながら後方からのパスをトラップするという場面でも、膝を抜くことで相手を抑えることとトラップを同時にスムーズに行っていることに気づいた。踏ん張ってプレーしていないことに気づいた。大きな気づきだった。力を抜くために、フットサルシューズで動いてみた。踏ん張る前に足の踏み替えをしようとした。結果、重心をコントロールしてバランスを崩さずにプレーできれば、どの方向にも素早く動けるようになった。キックも踏ん張らないので、以前と違った感覚で蹴れてきた。

強いボールを蹴るために、蹴る動きの中で体重の移動が必要だ。指導の際、ボールを蹴った後の蹴り足の膝裏を、立ち足で蹴る動作を導入した。軸を入れ替えることに通じていた。リトバルスキー氏は蹴った後、背中がボールの飛んでいく方向に向くぐらい体が回転していた。「上に跳ぶ」のではなく、「前に飛んでいくように」蹴る。

最後に、後からのチャージ等に対して、相手の押してくる力を利用して、ポンと前等に出て行く。相手の力に対抗するのではなく利用する。この技術も、膝を抜くことができればこそ、受け流すように相手の力を利用できるようになる。全て、福島氏が自分の体を実験台にした、信頼できるものだ。

現在、実践できている本庄高校女子サッカー部員を散見できるのは、嬉しい限りだ。

練習試合結果

10月5日(土)に中学生女子チーム・シュエットさんと中学生1・2年男子チーム・川越FCさんと対戦した。シュエットさんとは1年チームも2年チームも0-0の引き分けでした。2年生チームはボール保有率65パーセントくらいであったが、肝心のゴールが決まらなかった。残念である。自主的に朝練をやっている生徒の集中力や技術はその成果があった。いい練習は絶対嘘を吐かないものだ。

川越FC戦は1年生チーム0-2、2年生チーム0-4という結果でした。朝10:30からの準備で疲れたためか、コンパクトに戦えなかった。シュエットチームは川越FCさんから負けはしたが、プライドや意地を見せて、しっかりと得点していた。ブラボー。この対戦経験を次の対戦に活かしてもらいたい。

6日(日)には、松山女子高校さんと対戦した。1年生8名、2年生のたったの3名だった。日頃朝練を実施している2年生達だ。本庄高校女子サッカー部を牽引している3名だ。サッカーに懸ける気持ちの強さを感じた。尊敬に値する。松山女子2年チームに0-0、1年生チームに2-0で勝利したが、3本目の2年チームに対してプレッシングが緩くなり、ミドルシュートをを打たれ、GKのポロから失点した。これで一気に流れが変わり、更に2失点した。完敗であった。最後は、相手1年生チームに対して、1年生の右ハーフとトップ下の2人の生徒が粘って得点した。サッカー経験者の1年生が肝心の所でヘディングでボールをクリアーせず、ピンチに何度もなったことが最大の課題だ。高校になってサッカーを始めた1年生はヘディングにチャレンジしていた。私の助言を素直に聴けるプレーヤーは必ず伸びてくる。チームの力になれる。勝利に貢献できる。

次回の練習試合は13日(日)だ。熊谷女子高校さんだ。サッカー経験者が多数入部し、現在、県1部リーグに所属している。2年生が12日まで修学旅行なので、コンディショニングが心配だ。体調不良で休む2年生もいるだろう。チームがひとつにならないと大敗する。本日休んだ2年生のサッカーへの情熱に期待する。利己中ではなく、1年生に尊敬される先輩になりなさい。

 

 

心を整える

長谷部 誠氏(元日本代表キャプテン)の本より引用した。

長谷部氏は中高と各年代の日本代表に選ばれていない。しかし日本代表に選出された。時々、何故なのかと頭をよぎるそうだ。キーワードは「心」だそうだ。常に安定した心を備えることで、どんな試合でも一定以上のパフォーマンスが出せるそうだ。生活のリズム、睡眠、食事、そして練習。心に有害なことをしないようにしている。有害なこととは、頻繁メール、ガンガンなる携帯電話、インターネット、ゲーム。時間があっという間に経つ。24時間息つく暇がない。日々そうやって過ぎていくと、自分を見つめる時間がなく、心が荒んでいく一方である。サッカー選手で言えば、自分の問題点や解決策を考えずに闇雲に練習したり、集中力を欠き怪我を誘発させる。

1日の最後に必ず30分間、音楽もテレビも消し、布団に横になり、心を静める時間を作る。私の場合、家ではなく、ジムのマッサージ室で横になりながら、心を整えている。呼吸を整えている。鼻から四秒間、空気を吸い込み、腹を膨らませる。腹を膨らませまま、鼻から六秒間、息を出す。大切なのは、腹を膨らませたままにすることだ。5セットくらいやる。心が静まる、健康になること請け合いである。

最後に、試合までの「気持ちの準備」の方法で選手を分けると、主に2つのタイプになる。1つは試合の2、3日前から段々と気持ちを高めていくタイプ。試合の様々な状況を想像して、イメージトレーニングを重ねていく。本田圭佑氏タイプ。もう1つは試合直前まで、いつもと変わらない心理状態をキープし、試合当日にスイッチを入れるタイプ。中澤佑二氏タイプ。長谷部氏は前者のタイプであったが、ある試合の準備で大失敗をしたのをきっかけに、後者のタイプかもしれないと切り替えた。私のお勧めは、後者である。常に安定した心をキープするためにも、当日にスイッチオンで良い。私のゴルフも当日の朝にスイッチを入れる。また、78,79と70台が連続している。オープンコンペでもベスグロだ。

明治大学ラグビー部日本一

22年ぶりの優勝だった。導いたのは、指導2年目の田中澄憲(きよのり)氏だ。19年間、決勝戦に進んでいなかった。毎年、日本一を目指すと口で言っていたが、何をすべきか知っている選手はいなかった。田中氏が道筋を示し、それに則って一所懸命に練習に打ち込んだ。決勝戦で、九連覇を果たした帝京大学と一点差で敗れた。やることをやったら必ず結果は出る。来年こそは絶対に日本一になる、という覚悟がそこで生まれた。

日本一は、選手達の努力や実力だけでは達成できない。試合に出ないメンバーもスタッフも自分たちの手で日本一にするという高いモチベーションを保ててこそ達成できた。今後は、ハングリーに、細部にこだわり、自分からアクションを起こして、やり切って二連覇を目指す。

1990年代の明治大学が黄金期の時、普段は厳しい上下関係があっても、グランドでは皆平等だった。練習中に先輩を、「〇〇さん」と呼ぶと、『パスを回している時に、さんづけで呼んだら、それだけ動作が遅れるぞ」と怒鳴られた。

最後に、田中氏によると、伸びる選手は、気配りが出来る、生活習慣がしっかりしている(挨拶が出来る、清掃が出来る)、正しい努力が出来る、自分の強み、弱みをしっかり分析できる。自分で考えて努力できない子は成長のスピードが遅い。能力が高くても情熱のない選手は、消える。努力を続けられる情熱が不可欠だ。更に、指導者の本気度、情熱だ。本庄高校女子サッカー部に全力で向き合う所存だ。新人戦悔いが残らないように頑張る。