令和4年度 人権教育
12月22日(木)、視聴覚室にて「人権教育」を行いました。
今回は、広島で被爆体験をした木内恭子(ゆきこ)様に「平和講話」をしていただきました。なんと!GoogleMeetを使用しての超ハイブリット形式での講演会です!
1945年の8月6日、当時9歳だった木内さんは友達と小学校の分校で石蹴りをしていました。遊び始めたとき、空がピカッと光りました。気が付いたときには、木内さんは瓦礫(がれき)の上に座っていました。さっきまで一緒に遊んでいた友達はどこにもいません。
暫くして、真っ黒な体の人が木内さんに手を差し出して「ゆっこ」と言いました。誰かは分かりませんでしたが、どうやら自分のことを知っている人らしい……。木内さんはその手をとって、一緒に家まで向かいました。
家に着いて、門番さんが「さだお君かい?」とその真っ黒な人に話しかけました。木内さんはそこで初めて、その真っ黒な人がお兄さんだということを知ったそうです。
木内様は当時の広島で何が起こっていたのか、とても詳しくお話してくださりました。そして、最後に……
「平和な世界をつくるために、私たちは努力していかなければならない」
とお話しされました。
今日のお話を聞いて、改めて「平和」について考えることができましたね。私たちが今こうして生きているのは、たくさんの人たちの苦労と努力があってのことです。
木内様のお話をきっかけに、今一度「平和」について考えてみましょう。