近況 全日制

5月11日(木)世界で活躍する卒業生(講演会)

 本校卒業生の在マナウス日本国総領事の荻野正裕さんをお招きし、1、2年次生が体育館でお話を伺いました。

  外交官が見た世界や国際社会から見た日本、外務省(外交官)の仕事、現在の国際情勢について35年の外交官生活のエピソードを紹介くださいました。エピソードの一例を紹介すると…

アメリカ

 赴任した時、お嬢さんが高校に入学。アメリカといえば「自由の国」のイメージだが、自動車社会なので登下校も車がほとんど、歩いて「自由」に登校できる人は僅かだった。また、部活動も日本のように皆が入るわけではなく、部活に入るのにも選抜試験があった。お嬢さんはクリアしてテニス部に入部できたが、「自由」に部活動に入部することもできない。

 マナウス(ブラジル)

 アマゾンの川などに囲まれた地域。川と言えば利根川をイメージするが、 アマゾン川は大きく、堤防がない。雨季と乾季では川幅が変わってしまうし、雨季ではスコールが物凄い。あまりにも雨量が多くて「空飛ぶ川」とも言われる。荻野さんの管轄は4つの地域で、日本の6倍の広さを管轄していて移動も大変だ。問題はゴミ、川沿いあちこちにゴミが積み上げられておりゴミ問題は日本より深刻である。 

 最後に現在の国際情勢を丁寧に説明くださいました。他国では核などの配備がされており、日本を取り巻く環境は厳しいとのお話もあり、いろいろな発見がある講演会となりました。

どうもありがとうございました。

   

他の国からは、日本について信頼度は高い。文化もブランドになってます。