柏風80号 図書委員会活動報告
館報班 2年 A.H.
私たち館報班は、年に一度発行される館報「柏風」の制作を行っています。
「柏風」では、館報班の全員で学年に分かれてそれぞれのテーマに沿って本を紹介しました。一年生は、映画やアニメで話題となった「君の膵臓をたべたい」。二年生は大人から子どもまで大ヒットし、テレビでも取り上げられた「君たちはどう生きるか」。三年生は、今年公開された細田守監督作品の「未来のミライ」を特集しました。
また、新着任された先生方に頼んで、先生方のおススメする本についての紹介文も書いていただきました。たくさんの先生に協力していただいたので、気になった方や好きな先生がいたという方は、是非読んでみて下さい。
年に一度の発行という少ないものではありますが、その分内容も濃く、読者である皆さんも興味を惹かれるものとなっていると思います。館報班だけでなく、図書委員全員がそれぞれの活動を紹介する場でもあるこの「柏風」を、是非最後のページまでじっくり読んでいただけたら嬉しいです。
最後に、この館報制作に携わるにあたって、多くの協力をしてくださった坂本先生や中嶋先生、及びたくさんの先生方、ご協力ありがとうございました。
読書班 2年 A.K.
図書委員の読書班は六月に行われた図書委員研修交流会の運営に携わりました。約二十校の高校が本庄高校に来て行われました。一つの高校につき四~六名の図書委員が「ビブリオバトル」「POP作り」「リリックリレー」「文学カルタ」の四つのグループに分かれました。
私が参加した「POP作り」では一グループ三~四名にくじ引きで分かれました。自分の紹介したい本を一冊選んでそれをPOPで紹介しました。最優秀賞を投票で選んで終わりました。みんな一生懸命に楽しく作業に取り組むことができました。本来の目的の他校との交流も楽しくできました。
最後に、私が紹介したゲーム内容だけ紹介しましたが他のゲームに興味・関心を持った方は、来年も交流会を行う予定なのでぜひ図書委員になって下さい。
広報班 2年 A.Y.
私たち広報班の活動は、二ヶ月に一回「図書だより」を発行することです。「図書だより」では、今おすすめの本を紹介したり、本の貸出数を集計し多い順にランキングを作ったりなど、生徒の皆さんが本に少しでも興味を持ってもらえるためにはどうしたらよいかを常に考えて作成しています。十一月号の「図書だより」では、学校行事の芸術鑑賞会で行われた「落語」の紹介をしました。本だけではなく、日本の文化も掲載しました。「図書だより」は本を選ぶことから始まり、パソコンのPower pointでレイアウトを行い、細かな修正をして出来上がります。一週間以上かけて作成しているので、ぜひ細かい所まで見て下さい。
企画班 3年 Y.K.
今年度の芸術鑑賞会は十一月八日に行われました。企画班は、開演前の立ち番、会場でのアナウンス、駐輪場設営とその撤去、そして鑑賞後のアンケート作成及び集計等を行いました。
今年は落語の鑑賞ということで、落語家の柳家小太郎さんや世界中で英語落語を行っている桂かい枝さんなどの方々にお越しいただき、落語を披露してもらいました。高校生である自分たちに馴染みの深い学校を題材にした落語があり、とてもわかりやすくおもしろかったです。
落語の最大の特徴は扇子と手ぬぐいの二つの道具だけで全ての話を表現することです。落語家の方々の表現力はすごく、そばをすするのを口で音をだして表したり、手ぬぐいが本になったり、扇子で刀に見せることも出来ます。
さらに、表情や声、体の動きを変えることで別のものに見えてきます。例えば、扇子で表現された刀では、喋らずとも表情と体の動きだけで刀が短いものから長いものに見えていきます。手ぬぐいで本を表した場合でも、表情で楽しい本を読んでいるか、悲しい本を読んでいるか理解することができます。
これは聞き手が落語家の表情から場面を想像することによって話を理解することができます。聞き手の想像力も落語を楽しむために必要なものと言っていました。きちんと話を聞いて想像することが大切だと思いました。
普段、落語を聞くことが無い若者は落語に対して分かりにくい、古臭いという先入観をもっていた人も、この芸術鑑賞会で落語を楽しんでイメージが変わったはずです。なのでとても意義のある、良い芸術鑑賞会になったと思います。
実施後のアンケートでは、内容について多くの方が「良かった」を選んでくれていたので、図書委員として実施できて本当によかったと思います。