日誌

2018年3月の記事一覧

静岡遠征合宿

3月26日~29日までの4日間、静岡県富士市周辺で行われたフェスティバルに参加してきました。

たかが3泊4日で高校生は劇的に変わるということを、今回もまた彼らが教えてくれました。

初日に監督が「夕食の後に一発芸を一年にやらせて学年の壁をなくして仲良くなれ」という指令を出しましたところ、2日目のアップ前に選手全員でハイタッチを交わし、いつもは同学年だけでやっている4vs2のトレーニングを、学年をミックスして行っていました。これだけでも、寝食をともにした意味があったと思いました。

試合の内容は、日に日に良くなり、最終日に一番の強豪校の富士市立高校(埼玉だとS2以上のレベルのテクニックがあると思われます)に、前半あっさり2点先制されるも、後半2-2の同点に追いつき引き分けました。

冬休みのフェスティバルでは、丁寧にパスをつなごうとしてはミスを繰り返し、カウンターから大量失点し落ち込む彼らに「目標は目の前の試合に勝つことではなく、数ヶ月後にみんなのスキルが向上し、強くなることだ。この試合に勝つために、判断のないサッカーをしても本当の成長はない」と励まし続けていましたが、あれから3ヶ月、彼らは予想を上回る成長を見せています。

富士市立高校との試合後に2年生が「疲れた~」や「やり切った!」と言いながら達成感に満ち溢れた笑顔でいるのを見て「これぞスポーツをやる意義だ」と感じました。

我々教師は目先の小さい結果のために「教えすぎ」たり、手っ取り早く「解法」を与えたりしがちですし、それを生徒も親御さんも求めているところがあります。

今回のサッカー部員の生き生きと成長したプレーを見て、「我慢」の大切さを改めて感じました。

負けても負けても励まし続け、彼らのベーシックスキルを向上させてきたからこそ、今回の結果につながったのだと思います。

冬休みのフェスティバルで目先の勝利を目指すサッカーをやらなくて良かったとつくづく思います。

勉強もサッカーと同じで、遠くを見てやるものだと、今回の静岡遠征合宿を通して彼らが感じてくれたらこの上ない喜びです。

詳しい試合内容や結果やトレーニング方法などの詳しい情報をご覧になりたい方は、サッカー部専用HPに「本庄高校サッカー部」で検索してアクセスしてください。

お待ちしております。