日誌

2018年4月の記事一覧

インターハイ予選vs秩父高校

本日行われましたインターハイ予選vs秩父高校は、2-0で勝利しました。

U-18リーグ戦と違い、インターハイ予選はトーナメントなので、緊張していたのか、慎重になっていたのか、いつものアイデア溢れるサッカーは影を潜めていた前半でしたが、ロスタイムにコーナーキックのこぼれ球をチームキャプテンが気持ちで決め、先制しました。

後半は、持ち味を発揮し、テンポよくパスをつなぐことができ、エースストライカーが2点目を決め、勝利を手繰り寄せました。

次戦は農大三高と対戦予定です。

5月3日@熊谷西高校、14:00キックオフです。

静岡遠征感想

男子サッカー部員が書いた静岡遠征の感想がなかなか興味深かったのでご紹介します。

・夕食後の一発芸の時間に、ふだん大人しくてほとんど関わらなかった1年生が面白い芸を披露したので「お前の一発芸良かったよ」と声を掛けた時に「監督の狙いはこれか!」と思いました。翌日の試合前のアップでは、いつもよりコミュニケーションが取れていると感じました(2年生)。

・最初は一発芸をやりたくないなと思ったけどやってよかったです。先輩たちに声をかけてもらって、遠征前よりずっと先輩たちと仲良くなりました。こういう機会を作ってくださった先生に感謝します(1年生)。

・試合から戻って、旅館のロビーで2年生が勉強しているのを見て刺激を受けました。サッカーだけでなく、もっと勉強も頑張って文武両道を目指したいと思います(1年生)。

彼らの感想を読んで、2つのことを思い出しました。

1つは、MIT教授のダニエル・キム氏が提唱する成功循環モデル。

組織がうまくいっているときは、①関係の質が向上する→②思考の質が向上する→③行動の質が向上する→④結果の質が向上する→⑤関係の質が向上するという好循環で回ると彼は言っています。

また、以前、スポーツ研究仲間に言われた「我々スポーツ指導者は『そうさせる』のではなく『そうなるように仕向ける』のが大事」という言葉です。

最近、「部活動は生徒の居場所になればそれでいい」といったコメントをされている有識者の方がいますが、本当にそうでしょうか?

今回の遠征合宿を通して、部員たちは様々なことを学びました。

この3泊4日の彼らの成長を見て、我々指導者は「部活動で人は育つ」ということを発信し続けなければならないと改めて感じました

サッカー部員の行動が、そのことを証明してくれることを願わずにはいられません。