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2023年12月の記事一覧

令和5年度考古学部、12月23日(土)世良田東照宮、新田荘歴史資料館巡検

 今年度3回目の巡検として、群馬県太田市にある世良田東照宮と新田荘歴史資料館を訪れました。NHK大河ドラマ「どうする家康」は終了しましたが、世良田東照宮は徳川家康が祭られている神社で、社殿は日光東照宮奥宮を移築したものです。本殿は、左甚五郎作「巣籠もりの鷹」の彫刻が有名です。また、江戸時代に前橋藩主、川越藩主、忍藩主が奉納した石灯籠が拝殿前に設置されています。先ず、神社入口の御黒門の前で記念写真を撮り、江戸時代に御神領200石の高札と上番所を見学しました。宝物保管陳列所に入館し、神社の由来や歴史について学習しました。残念ながら、社殿は改修工事中でしたので、上がることはできず、周りから見学しました。

 次ぎに、隣接している新田荘歴史資料館の入口にある新田義貞公銅像の前で記念写真を撮り、入館し、縄文時代から江戸時代までの新田荘の歴史について学習しました。実は、徳川家康は新田義貞の先祖である義重の子である義季を先祖としています。故に日光東照宮と同様に世良田東照宮も江戸時代幕府の手厚い保護を受けました。また、江戸時代までは神仏習合で隣接している長楽寺も天海僧正を住職に任じ大寺院として栄えました。

 巡検後、新田義貞公の銅像前で、文部省唱歌「鎌倉」の剣投ぜしの歌詞にある稲村ヶ崎の戦いを思い浮かべながら、水筒のお茶を飲み、お弁当のおにぎりを食べました。3学期は、巡検結果をまとめ、考察を深めたいと思います。

 下記のように、巡検写真を図書館入口のホワイトボードに掲示しています。